親によっては自分の息子や娘を褒めることに抵抗を感じる方がいるようですね。ましてやそこに他人が居るとなると、褒めるどころかネガティブな物の言い方に変わり、自分の家族を貶してしまうこともあるようです。
この心理は、日本人独特の照れから来ているのでしょうか。
人間は「褒めて大きくなる。」と私は思っています。そういう意味では外国人的な考え方なのかもしれません。外国人は、決して自分の家族や身内を人前で悪く言ったり、まして、悪く言うことはありません。少なくとも、私は今までそんなこと言う外国人の方と出会ったことがありません。
家でも会社でもお互いに褒め合うことが自然に出来ている環境って素晴らしいと思いませんか? とかく他人の悪いことばかり目に入ってしまうこともあるかと思いますが、そこはあまり指摘せずに、良いところを探して、褒めてあげませんか?
何か目標を設定して頑張っていることがあれば、その姿勢をきちんと見てあげて「頑張っているね。」とか声を掛けてあげるのも良いことだと思います。また、人は誰もがそんなに強い意志を持って生活をしている訳ではないので、ちょっといつもと違う小さな変化に気づいて言葉をかけるのも嬉しいと思います。いつもはダラダラと昼頃まで寝ている息子が、ちょっと早い時間に起きただけでも、私は、「今日は早いね。なんかあるの?」と声を掛けています。愚痴を言う代わりに、ちょっとした変化をプラスに言ってあげる方が気持ちが良いかと思います。
コロナ禍でストレス社会に益々滑車が掛かってしまい、自分のことで精一杯で、他人のことなんて気にして見ている場合じゃない、そんな世知がない世の中では息苦しいですよね。少し余裕を持って、周りを見て生活していたいです。そして、マイナスな言葉ではなく、プラスの言葉を発するようにしていきたいですね。他人を褒めて不快に感じる人はいないと思います。褒められたら嬉しくなって、もっと頑張ろうというポジティブな気持ちになりませんか?
自分も含めて他人も完璧な人なんていないと思います。足りていないことを見つけて批判したり、悪く言ってしまうことを止めましょう。むしろ、その人が持っている良い点を褒められる心の余裕を持って生活していきませんか?
