take a time

「急がば回れ」急いでいる時こそ、時間を取ってしっかり確認することが大切だ。

Take a Time

新規プロジェクトを立ち上げるプロジェクトマネージャーの仕事を通して、大きな教訓を得ることが出来た。

1つ目は昨年の8月のプロジェクトで、まだ十分に財務計画も煮詰まっていない状況で、しかも低予算の中で利益を出せる状態ではないことが肌感覚でも分かっていたにも関わらず、営業担当者からの圧力に負けて、見切り発射をした結果、プロジェクト半ばで赤字となり、結局、プロジェクトを中断することになってしまった。

押しの強い営業側からのプレッシャーにも負けず、しっかりとステップを踏み、数字の部分は細かく詰めていかないと、見切り発射をしたところで何の得もないことが、自分のマネージャーを含めて全員が再認識出来たと思う。

これは、見切り発射することに承諾し、部下を煽った私のマネージャーの責任だと思う。

続いて、先月に始まったゲーム関連のプロジェクトだ。これも、受注した営業側と運営側で、日本人のマネージャーとフロントラインの日本人フリーランサーの人材共に人事側で全く採用活動が出来ずに、土壇場で、自分が他関連会社にも関わらずに、日本人助っ人としてプロジェクトマネージャーに上司からいきなりアサインされたのだ。

フリーランサーの人材は、自分のコネを使ってなんとか採用まで1週間で行うことが出来たが、問題は、彼らの給与条件だった。

助っ人の自分に運営側のアイルランド人のサポート社員が就いてくれたのは良いが、ここでの大きな問題は、韓国の営業担当者が私が入って1週間後にはプロジェクトをスタートしたいと圧力をかけている中で、給与条件の話しを、自分とこのアイルランド人と2人で進めてしまったことだったと思う。

アイルランド人は、私の給与条件提示の数字に、「良いと思う」と言ってくれ、しかも、早く採用を終わらせプロジェクトをスタートしたい営業側も無責任に、「その条件で良いから早く採用してくれ。」と回答があり、その言葉をそのまま信じてしまったことが大きな間違いになった。

一方で、自分がアサインされたその週の後半で、運営側の人事から、日本人フリーランサーに英語のメールが送られ、そのメールの中に既に給与数字が小さく記載されてあることを私を含めて全員が見逃してしまったのだ。

なんと、関連会社では人事が全て給与条件を決めており、その案内メールを私をCCにも入れずにフリーランサーに直接送っており、契約手続きまでしてしまっていたのだ。(因みに私の組織では、プロジェクトマネージャーが給与条件を決める権限があります。)

私が自分の窓口のアイルランド人を信用し過ぎて、2人だけでやり取りをしていたことや、営業側がOKだと言っても、決定権は運営側の人事にあることを完全に理解していなかったのだ。

私が関連会社の組織に疎いのは仕方ないことだが、給与条件などの大事な確認は、その決定権がある人と会話をしないと全くもって意味がなく、先を急いでいる中で、自分のコネから採用を急ぎ、そして、自分が提案して伝えていた条件面と大きく違う(下方に)提示を人事からされ、しかも契約をしてしまったので、もう後の祭りとなった。

どちらも、急いでいる時に起こったミスだと思う。

営業担当者の為に良かれと思って、物事を急いだことが事の発端だ。

この2つの案件は、自分のこれからにライフレッスンだと強く感じている。

Life lesson

どんなに急かされても、そして、他者からどんなプレッシャーを感じても、急いでいる時こそ、一旦立ち止まり、時間をしっかりと取ることだ大事なのだ。

そして、他人を信用し過ぎない。

重要な決め事は、第三者を入れて、決定権がある人と事を進めないと、全くもって意味がないのだ。

誰かの為にとか、私情が挟むと、ろくな事がない。

どちらも、営業担当者は満足させることが出来たかもしれないが、そのせいで、不利益を被ってしまった人もいるのだ。

他人を一時的に満足させたり、喜ばせることを優先させてはいけない。

自分の場合は、お人好し感がどうしてもあるので、ビジネス上では特に、常に疑いの目を持って、確認の確認、他人を100%信用しないクールさを持たないといけない。

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